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REDESIGN

生活のコンディションについてのブログ

習慣の変化を嫌う、エゴとの上手な付き合い方

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習慣を変えようと思って行動すると、最初はやる気がみなぎっておりますが、次第にやる気は減退…でも一度決めたことだからと無理やり頑張る…そして苦痛となり「何でこんなことしてるんだろう」「これをして意味があるの…」と自分の行動に疑問を持ち始める。これが続くと、いざ変えてみようという習慣が身につかずに、以前の習慣に戻ってしまう結果となる。多くの方が、ダイエット・運動・禁煙・禁酒など、トライしてみるものの、途中で挫折するのです。

 

では、なぜ一度自分で決めたことが、長続きしないのか?

単純に始めた当初に比べ新鮮さがなくなったということも言えますが、「エゴ」という存在が、この変化に対して抵抗することが言われています。

エゴは「自我」とも言われ、この用語を調べてみると、非常にわかりにくい説明となっていますが、簡単にいうと「自分が自分であるということを認識するもの」。

生まれたての、小さな赤ちゃんは自我がというものがなく、大きく成長するにつれて、自分を自分として自然に認識できるようになってきます。これが自我の目覚めと言うものです。

なので、誰でもエゴ(自我)というものは、心の中に秘められているのです。

では、このエゴがなぜ問題かというと、生きていくうえで、時々暴れ出すことにあります。

暴れるとはどういう意味かと言うと、このエゴの特徴として

 

  1. 分離感を生み出してしまう
  2. 恐怖感を生み出してしまう
  3. 自分を否定したがる
  4. 自分を特別だと思いたがる

 

 「エゴ」は変化をすることを大変嫌うものであり、上記のようなネガティブな感情を出現させ、変化を阻止してしまうのです。

変化を阻止することは、人が恒常性(ホメオスタシス)を保つ機能として必要な場合もありますが、習慣を変える上では、少しマイナスに働く場合も考えられます。

 

では、上記の特徴について簡単に説明すると

 

1.分離感を生み出してしまう

「自分と、他者を比べてしまう」

「孤独を感じてしまう」

「誰かと居ないと寂しい」

「グループに入りたい」など…

他者と自分を比べることによって、自分が劣っているとか、優っているとか判断する。また、人が楽しんでいるのを見ると、自分に喪失感を抱いたりします。

本来、自分と他者を比較する必要もないし、区別する必要もないのです。

 

2.恐怖感を生み出してしまう

「これから先のことが心配」

「過去の失敗を後悔」

「~したらどうしよう」など…

多くの人が、たくさんの心配事、悩みを抱えて生きていると思います。

この心配や悩みは、ほとんどがこれから起こるであろうことを恐れて抱いている幻想にすぎないのです。この先に起こることなんて正確に判断することができないのが人間だと思います。しかも、これもエゴが仕向けていることの一つなのです。

 

3.自分を否定したがる

「私はもうダメだぁ~」

「もう何かをするには遅すぎる」

「禁煙なんて無理」

「私は才能がない」など…

人と話をしていると、自分自身のことを否定する方が少なくありません。

上記でも述べたように、人と区別して比較することによって、自己否定が生み出されます。

 

4.自分を特別だと思いたがる

「これは私以外は誰にもできない」

「私が~で一番」

「私は~である」など…

自分を特別扱いし、他者とは違うことを主張したがります。誰でも、特別扱いしてもらって、悪く思わない人はいないと思いますが、これもエゴがそう思わせるのです。

 

 

さて、この4つの特徴をまとめると

「エゴさん」は自分を自分と認識したがります。そのため、自分という存在と、他の物や人を区別したがります。自分が、ほかの物と人とを区別するために、自分を特別な存在として祭りあげます。また、幻想の恐怖を作り上げて、自己否定をさせ、変化を阻止しようともします。

これを簡単にいうと、

「自分自身という存在を主張させること」

「変化することを阻止すること」

だと思います。

多くの人が抱いている、「自分は特別な存在でありたい、でも現状維持の方が楽」という感情と一致すると言えます。

この「特別な存在」を願うあまり、現実とのギャップによって自己否定的となり、結局は現状維持をすることにフォーカスしてしまうということになる。

 

では、習慣を変えていくにあたって、この現状維持装置のエゴの扱い方が重要となってくると思います。

私自身も、習慣を変えるようになってから、約3~4ヶ月経ちますが、早起き習慣で言うと、朝は寒いため、少し気合いを入れないと起きれないようになっていました。

勝手に冬の寒さのせいにしていましたが、いろいろ考えた結果、この「エゴ」についての理解が出来ていなかったことに気が付きました。

 

習慣を変えようと思った私自身の理由を考えてみると「自分を変えたかった」ということ。今までとは違った自分になりたかったという理由です。

しかし、深層心理では

「他の人よりも良い人生にしたい」

「人と違ったことをしたい」

「特別な存在になりたい」

という心理があったと思います。

また、頑張って習慣を変えていく過程において、

「これをすることで何が変わるのか…」

「これをして意味があるのか…」

など、自分が行う行動について、否定的な感情が出てきたり。

正直、「以前の生活に戻った方が楽かな…」と思った時もありました。

 

しかし、上記すべての感情は、エゴの特徴である「分離・恐怖(疑い)・自己否定・特別感」ということに気が付きました。

 

自分の中で、「エゴが抵抗しているんだな」と気が付くことができたのです。

そもそも、「自分を変えたい」ということ自体が「エゴ」によるもの。

自分行動によって、上記の感情が出てきたときは、エゴの仕業と考えることもできます。

しかしながら精神心理学では、エゴ(自我)は表層での意識では認識できないものと言われており、自分のエゴに気が付くためには、自分の感情を自己分析したり、瞑想によって出現する感情・思考を観察することが良いとされています。

 

ただし、「エゴ」を消す必要はありません。そもそもエゴを消そうとする感情自体が、エゴの仕業なのです。よく「ありのままの自分を受け入れなさい」といわれますが、そうすることで、エゴが暴れ出すのを抑制することが出来ます。

エゴを無視するという行為は、上記で述べたように、それ自体がエゴとなります。

なので、どちらかと言うと、上手にエゴを飼いならすことが大切。

自分の湧き出てきた感情・思考についてじっくり観察することで、エゴは「見つかった!!」という感じで、消えていきます。エゴは宿主に気づかれないようにそろ~と活動しますが、とても臆病であり、その感情に宿主が気付くと、姿を消していくのです。

なので、そのような感情を自分自身が観察できると、恐怖や分離の意識、また「自分だけは」という意識はうすれてゆき、心が楽になっていきます。

もしネガティブな感情が出てきたときは「エゴの仕業ね。ハイハイ」と言う感じで、少し相手をしてあげましょう。そうすれば、その感情はスーっと消えていきます。

また、エゴが仕向けた感情に、自分を重ね合わせないようにしましょう。自己同一化という言葉がありますが、エゴが抱いた感情を、自分自身だと思わないことが大切です。

自分の頭の中に、もう一つの生き物がいて、それを上手に飼いならしながら生活する感じです。

 

よって、習慣を変えたいのであれば、エゴが生み出す感情と自分とを自己同一化せずに、感情をゆっくり観察してみることが良いのではないかと思います。

 

まとめ

  • エゴ(自我)は変化を嫌い、「分離」「自己否定」「恐れ」「特別感」が大好きである
  • エゴは潜在意識下でこっそり活動する
  • エゴは認識されると、姿を消すため、感情に対して、自己観察する
  • 習慣を変えたい場合は、エゴが生む感情に気をつける

 

 追伸:エゴ(自我)というと宗教的なイメージがありますが、様々な環境に対応し、自己というものを認識するためには必要な物。なので自我を消すことはできない。ただしエゴが生み出す感情を自己同一化しないことも大切。

 簡単にいうと、寂しさ・恐れ・自己否定・特別でありたいという感情は、エゴが作り出す幻想にすぎないのです。